PHAZE塾11月20日は、Gary Vierhellerさんによる
“宇宙飛行士のセルフマネジメント”でした。
ギャリーさんは、富士フィルム、電通、ソニー、ヤンセンファーマ、大塚製薬、外務省、日本建築センター、JTなど日本企業や団体でエグゼクティブ・コーチング・コンサルテーション、インターナショナル・ネゴシエーション、ビジネス文書作成、プレゼンテーション原稿作成、プレゼンテーション指導等を行う。日本科学未来館にて、国際渉外、プレゼンテーション原稿作成、指導、VIP案内に関する英語コンサルタントを務める。
文部科学省、科学技術振興機構等で活躍。日本人宇宙飛行士への英語カリキュラム作成と指導を行う。有限会社インスパイアの代表もされています。(株式会社Indigo Blue 公式サイトより)
今回が初めての英語でのプログラムということもあり、最初は少し心配していた様子の奨励生でしたが、ギャリーさんが話し始めたと同時に、雰囲気は一気に賑やかになりました。ギャリーさんは、動き回りながら、大きな身振り手振りで、まず、今回のトレーニングに臨む姿勢、心構え、留意すべき点などを伝えました。
自分とは違った世界の見方をする他人の考えにしっかり耳を傾けること、わからないことや間違いを恐れずに聞くこと、学んだことは鵜呑みにせず自分で試すこと、自分にしかできない主張をすることなどの大切さを、ギャリーさんの経験談も交えながら、話してもらいました。
その後、内容の作成から発表までをその場で行う「即興スピーチ」の実践に移りました。
まずは、全員で1つのチームとして行い、次に3人1組でスピーチ作成と発表を行いました。
私たちが日々過ごす中で、付き合っていかなければならないものが4つある。時間、自然環境、他者、そして自分自身。自分でコントロールできるのは自分自身だけ。だからこそセルフマネジメントが大事だ、とギャリーさんは語りました。
奨励生のスピーチ発表では、逐一ギャリーさんからアドバイスが飛び、その後も奨励生一人ひとりに対して、丁寧なフィードバックがありました。
以下、プログラムを終えた奨励生の感想をいくつか抜粋します。
“His passionate, dynamic, and engaging lecture completely changed my definition of presentation.”
(ダイナミックで、引き込まれるような熱いギャリーさんのご講義で、“プレゼンテーション”の概念が180度変わった。)
“I sometimes feel great stress, especially when I have too many things to do at once. I sometimes also make mistakes in such a time, and it brings me further stress. Now I know how to center myself and how to control my fears and stress, I do want to try to use ‘stop, breathe, exhale slowly and think,’ and then act when I face such situation. ”
(私は一度に複数のことをやらなければいけない状況で、時々ストレスを感じたりミスをしたりし、それが更なる自分のストレスにつながるということがある。ギャリーさんから、「立ち止まり、ゆっくり深呼吸して考える」ことで恐怖やストレスをコントロールして自分自身を落ち着かせる方法を学ぶことができたため、今後そのような状況になったとき、これを実践していきたい。)
“I’ll be a trainable person. Step out my comfort zone and expect and welcome making mistakes. I would like to participate in many difficult things, using the words ‘I don’t know, tell me more.’”
(トレーナブルな人間になっていこうと思う。自分にとって居心地の良いコンフォートゾーンから抜け出し、間違いを歓迎する。多くの困難に自ら立ち向かい、「わからない」「教えてほしい」という言葉をもっと使っていこうと思う。)
次回のプログラムは、11月30日“総合演習1”です。