PHAZE塾11月30日は、佐藤勝彦さんによる“総合演習1”でした。
佐藤さんは、フォード・ジャパン 代表取締役社長兼CEOを経て、現在、多摩大学大学院 特任教授やフライシュマンヒラードジャパン株式会社シニアVPなどをされています。
PHAZE塾第1期生のプログラムも、終盤に差し掛かりました。
計3回にわたる“総合演習”では、PHAZE塾の選考委員が各回1名ずつ登壇していきます。
奨励生が1人3分ずつ自己紹介した後、「コミュニケーション」をテーマに、グループディスカッションを行いました。2チームに分かれて熱く語り合い、まとめたことを発表しました。それぞれの発表の後にも、質問やコメント、意見が飛び交い、活発な議論が行われました。
プログラム後半では、佐藤さんが奨励生一人ひとりの心に問いかけるように、「多くの失敗と多少の成功」があった人生経験を語りました。佐藤さんは、選考委員として奨励生と最終選考で会っていることもあり、奨励生たちの3か月前の印象に触れながら、奨励生から挙がった質問にも一つひとつに深く、丁寧に答えていきました。
今回のプログラムを終え、奨励生からは
「私自身の今後のキャリアにおいても、必ず辛い時期、落とし穴が用意されていると思う。佐藤さんのお話を肝に銘じて、そのたびに思い出して、他人に寄り添える人間、自他に誠を尽くし切る人間を目指したい。」
「企業の現場で立たされるリアルな状況や、Whyを考え覚悟を持つ重要性を教えていただいた。今、 領域の知見も技術的全くない事業で、明確な成果を求められている。5年後、関わっている事業がどうなのか、事業に関わる人の想いは何か、ずっと自問自答していたが、自分は何のためにやるか、決めた。佐藤さんの“迷ったら難しい方を選べ”というお言葉に、後押しされた。」
といった感想がありました。
佐藤さんは、最後に「日本をよろしく。頼むよ。」
と言ってプログラムを締めました。
この言葉を、奨励生たちは責任をもって受け止めたようです。
次回のプログラムは、12月7日“総合演習2”です。