PHAZE塾12月14日は、辻村清行さんによる“総合演習3”でした。

計3回にわたりPHAZE塾の選考委員が登壇してきた“総合演習”も最終回を迎え、修了式 KAMBEEを残して最後のプログラムとなりました。

辻村さんは、株式会社NTTドコモ代表 取締役副社長、ドコモエンジニアリング株式会社(現 株式会社ドコモCS)代表取締役社長、東京工業大学特任教授などを経て、現在は、株式会社ベネッセホールディングス取締役、そして株式会社CarpeDiem 代表取締役もされています。

“デジタル時代のビジネスモデル・イノベーション”をテーマに、経済やエコシステム、技術の発展とその適用事例を常に追っていく面白さと重要性などを、辻村さんは語りました。

辻村さんは、選考委員として奨励生と最終選考で会っていることもあり、奨励生たちの3か月前の印象についても触れました。

講義を終え、奨励生からは

「辻村さんのお話は、これまでのPHAZE塾の講義の中で最も技術寄りのお話が多かったように思う。私は情報工学を専攻しているため、ブロックチェーンやニューラルネットワークの原理に関しては少し授業で触れている。普段自分のやっていることとビジネスの境界について、初めてPHAZE塾で学ぶことができたのは、とても新鮮で印象的だった。」

「自分が理系ではないので、今まではブロックチェーンなどの最先端のテクノロジーは少し敬遠していたが、今回のお話を聞き、「学ばなくては」と危機感を感じた。特に、講義の最後に見せて頂いた“DoCoMo 2010 Vision”の動画がとても印象に残っている。技術というのはあくまでも手段であり、それを使って社会全体をデザインするという視点が新鮮だった。社会・ビジネスモデル・技術がそれぞれに密接につながっているんだと実感した。」

「まさに今の自分に必要なのは未来の技術動向を思い描く力であると考えている。こうして技術系の一流企業を世に送り出した辻村さんのお話を聞けたという貴重な経験を無駄にしないよう、日々の学習態度について再確認していきたいと思う。」

といった感想がありました。

次回は最終回の12月15日、実践検定の“KAMBEE”です。奨励生たちがこの3か月で体得した「ポータブルスキル」を駆使し、学びを実践します。